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第113回検討会概要 《労働者におけるICT使用と眼科疾患》

職域における交互接種の検討と関連論文の紹介

開催概要

日 時:2022年1月14日(金) 19:00-20:30
場 所:オンライン討議

テレワーク時代における産業疲労 ~眼への影響編~ 

スマートフォンの普及や新型コロナ禍においてテレワークが増加した中で、労働者が画面を見る時間はますます増えている。産業保健の現場でも「VDT作業のための労働衛生上の指針について(昭和60年)」や「情報機器作業の労働衛生管理のためのガイドライン(令和元年)」などの中で、眼科学的検査の実施は定められているが、検査体制は十分とは言えない。 

本発表では、東海大学の研究者らが取り組んできた緑内障研究について紹介した。具体的には、コンピュータ使用と緑内障の発症リスクの関連を示した研究や、3次元眼底像撮影装置を使った緑内障スクリーニングのための予測スコア開発に関する研究について、その方法と結果を示した。 

(発表者:深井航太)

中年男性労働者における情報端末機器利用と眼軸長延伸の関係

緑内障の発症のメカニズムとして、眼軸長が延伸することで網膜に薄くなる部分が発生し、血流障害・視神経変性を起こすというものが指摘されている。本研究は、日立健康管理センタで実施した緑内障検診のデータを活用し、VDT作業と緑内障との関連を検討した研究成果の紹介を行ったものである。具体的には、光学式眼軸長測定機器を使用して眼軸長を測定し、詳細な聞き取りデータによるICT使用状況との関連を検討した。その結果、ICT使用時間、特に業務上のICT使用時間(文書作成など静止画面を中止する業務)と長眼軸長と強い関連がみとめられた。ゲームなどの私生活におけるICT利用との関連は認められなかった。 

(発表者:本多融)