第94回検討会概要《健康成人における、FEV1に対する大気中微小粒子状物質の影響:系統的レビューとメタアナリシス》
次の記事◆開催日時:2019年9月6日(金)
◆参加人数:29名
※今後の開催予定
10月11日(金)午後6:30~ 産業医科大学東京事務所
11月 9日 (土)午後2:00~ 国立国際医療研究センター
◆紹介論文
論文題名:Effect of outdoor particulate air pollution on FEV1 in healthy adults: a systematic review and meta-analysis
和 訳:健康成人における、FEV1に対する大気中微小粒子状物質の影響:系統的レビューとメタアナリシス
掲載誌 :Occup Environ Med, 2019;76:583–591.
担 当:本多 融 先生 (コンセプトシート)
【紹介論文を理解するための6つの質問】
1)大気中微小粒子状物質の曝露と肺機能の関連について先行研究ではどのような報告されていますか。
2)本研究では大気中微小粒子状物質の曝露をどのように定義していますか。
3)本研究の除外基準を列挙してください。
4)大気中微小粒子状物質の急性曝露及び長期曝露とFEV1にどのような関連がみられましたか。
5)大気中微小粒子状物質の曝露とFEV1の関連に影響する可能性がある要因は何でしょうか。
6)本研究の知見を産業保健活動にどのように活用できるでしょうか。
◆研究動向
タイトル:復職支援の観点から、私傷病休職制度設計を考える
担 当:西浦 千尋 先生
日本の私傷病休職制度は、従業員が私傷病によって労務提供できない場合に、一定期間労務提供義務を免除し回復を待つ、解雇猶予の制度である。日本では、私傷病休職制度を設けるかを含め、制度設計は企業に任されている。そこで、復職支援の観点から望ましい私傷病休職制度の設計について、日本の民間大企業の休業者調査(J-ECOHスタディ)のデータなどをもとに考えてみたい。