第95回検討会概要《日本及び韓国と欧州8ヶ国における職業階層別死亡率の違い》
前の記事 | 次の記事◆開催日時:2019年10月11日(金)
◆参加人数:27名
※今後の開催予定
11月9日(土)午後2:00~ 国立国際医療研究センター
12月6日(金)午後6:30~ 産業医科大学東京事務所
◆紹介論文
論文題名:Mortality inequalities by occupational class among men in Japan, South Korea and eight European countries: a national register-based study, 1990–2015
和 訳:日本及び韓国と欧州8ヶ国における職業階層別死亡率の違い
掲載誌:J Epidemiol Community Health 2019;73:750–758.
担 当:井上 義崇 先生 (コンセプトシート)
【紹介論文を理解するための6つの質問】
1)本研究で使用したデータ・対象者について説明してください。
2)本研究における職業分類の方法を説明してください。
3)本研究で使用している健康格差の指標について説明してください。
4)2010年代の職業階層と死亡率の関連について日韓と欧米諸国で違いはありますか。
5)日韓における管理職・専門職の死亡率の90年代からの推移を説明してください。
6)日韓における管理職・専門職の死亡率の推移はどのように解釈されていますか。
◆研究動向
タイトル:活動報告~メーカー+ディーラー機能をもつ企業の化学物質管理について
担 当:小笠原 隆将 先生
現在、勤務している企業の事業特性に合わせた有害業務管理のうち、特に化学物質管理について説明する。専属産業医として勤務している事業場は、3000人以上の従業員が勤務しており、従業員の約半数は何らかの有害業務に従事しており、いわゆる工場の有害業務管理に対して、産業医の助言・指導を行っている。他方、所属する企業としてみると、販売・整備を業態としている小規模事業場が全国に100以上あり、その小規模事業場に対してもアプローチを行ってきた。諸活動を通して、企業内に大規模事業場を抱える、単一企業小規模分散事業場の化学物質管理の課題について考えていきたい。