第100回検討会概要《ソーシャルネットワークと死亡リスクの特徴:2つの前向きコホート研究から得られたエビデンス》
前の記事 | 次の記事◆開催日時:2020年4月17日(金)
◆参加人数:26名
※今後の開催予定
5月15日(金)午後7:00~ Web会議
6月12日(金)午後7:00~ Web会議
◆紹介論文
論文題名:Characteristics of Social Networks and Mortality Risk: Evidence From 2 Prospective Cohort Studies
和 訳:ソーシャルネットワークと死亡リスクの特徴:2つの前向きコホート研究から得られたエビデンス
掲載誌:Am J Epidemiol. 2018 Apr 1;187(4):746-753.
担 当:今井 鉄平 先生(コンセプトシート)
【紹介論文を理解するための6つの質問】
1)本研究で強い紐帯(ちゅうたい)と弱い紐帯に分けてソーシャルネットワークを評価するのはなぜですか。 2)本研究では、強い紐帯と弱い紐帯をどのように定義していますか。 3)本研究で見られた関連を説明するメカニズムには何がありますか。 4)死亡と最も強い関連を示したのは、強い紐帯・弱い紐帯のどのような組み合わせですか。 5)弱い紐帯を持つことについて著者が挙げている利点は何ですか。 6)会社において強い紐帯、弱い紐帯はそれぞれ何を示すでしょうか。
◆研究動向
タイトル:新型コロナウイルス感染症 職域での対応3か月経過時点の整理と討議
担 当:黒田 玲子 先生
世界各国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡者数および患者数の増加が報告されています。2020年4月2日現在、世界での感染者数は100万人を超え、日本での感染者数も3483人(クルーズ船の乗客・乗員を含む)に上っています。感染拡大を食い止めるために世界・国・地域・職域・地域・学校・病院や介護施設、等様々なレベルでの対策が必要とされる中、職域では産業医が何ができるのか、また何をすべきなのかを本発表を通じて整理を試みます。発表では、2月に実施した職域コロナ調査結果の概要を説明するほか、今回の検討会に先立って実施するアンケート結果を振り返りながら、これまでの取り組みの評価やこれから職域で対応が必要になってくる事項について全体討議を行う予定です。